2017年9月21日木曜日

破損したフェラーリのホイール

ラジコンのフェラーリ(とお客さんが言ってました)です。(修理後)


ホイールが4個のうち3個壊れてしまいました。
強い力が加わったか、作りが華奢なのか?


*ん?ブレーキの文字は「Lamborghini」と読めるような気が・・

単純に接着したのでは強度が保てません。
フェラーリなので格好も守りたい。
車軸側に厚いプラバンを嵌め、そこにホイールをエポキシで固める方法を採りました。
まずはプラ板を嵌めたところ。


エポキシを流し込んだ状態。


3個とも同じ方法を採りました。
出来上がりの写真は、写りのいいアングルで。


おもちゃとはいえさすがフェラーリ。(実はランボルギーニガヤルドのヴァリエーションでスーパーレジェ―ラでした)

お話読み聞かせするテディベア

背中にカセットを入れるとその話を読み聞かせてくれるおもちゃです。
声や音楽に合わせて目や口が動きます。どうやってコントロールしているのでしょうか。
よく出来ています。


おばあちゃんが昔自分の子供のために買ったおもちゃを今度は孫に使わせているそうです。3,40年前のものになります。
目玉が動かなくなりました。

頭の後ろを開いて、スポンジを外します。
スポンジは胴体部分にも広がっているのですがやむを得ず首のところで切ります。


首はクリップを外し、ゴムから外します。

ゴムが劣化し始めています。
これがだめになると厄介そうです。

目玉のシャフトが折れて外れていました。
此方は正常な方の目玉。目玉のシャフトは2本。細い1本は「ガイド」太い方は回転軸です。


こんな風にセットされます。


竹ひごで軸を作ってセットしました。




口を動かす部分はこうです。


目も口もゴムローラーで動かしています。


無事修理完了して、喜んでもらえました。
引渡しのときはこちらもうれしいものです。

2017年9月10日日曜日

なんとも困ったオルゴール

思い出のオルゴールだそうです。

ハンドルがなくなっています。
見えている上面のねじでゼンマイを巻きますが、回しても空回りして巻けません。











手持ちのハンドルでと軽く考えていたら勝手が違いました。
何と左ねじが切ってありました!
ということは左回しでゼンマイを巻く仕組みです。
ふつうは右巻きです。
そんなハンドルありません。
これを普通に右巻きしたためゼンマイがシャフトから外れたのです。

不思議に思って裏を見て理解しました。
裏に出ているシャフトが本来のゼンマイ巻き用のシャフトで、右巻きです。
それが切り取られていました!(溝はゼンマイを巻くために入れました)


デザイン上、上面から巻くことを優先するために手軽に思いついたのでしょう。
左巻きになるなんて気にしてません。
上に出ている部分は本来は人形などを取り付けて回すためのものです。
さすがChinaです。ドラムのピンもSANKYOに比べると明らかに少ないですね。











結局シャフトに雌ねじを切り頭を落としたビスを入れ、そこにハンドルを取り付けました。
一度はあきらめかけたものですが何とかなりました。

2017年9月8日金曜日

人形の目玉が・・

海外のお土産のような顔立ち、装いの人形です。
目玉が取れて内部に落ち込んでしまいました。
写真は修理後です。


最初は頭部を外して首の穴から取り付けようとしたのですが首部分は細くて
無理です。
やむなくよく観察すると、髪がカツラのようにまとまって剥がれました。
そして外科手術のように頭蓋骨がぱっくり割られています。
そこから目のパーツを組み込んだようです。


目を瞬きさせる仕組みはT字上の金属に眼球を取り付けて作ってありました。
元は目玉のわきについているプラの軸で支えられているのですが、それが折れてしまったのです。
シャフトのあった位置に穴をあけ、ピアノ線で代用しました。


この後元に戻して修理完了です。
かわいい表情が戻りました。


2017年8月31日木曜日

iwayaのぬいぐるみ

故障のオンパレード 〇ワヤのぬいぐるみ

今回はいつものリンク軸に加えてクランクとその軸です。

まずはいつものリンク軸。
右側の黒頭のねじのところです。
4mmプラパイプを2mmタッピングねじで固定したところです。

ここが折れると後ろ足が立たなくなります。
ねじ止めの時に回り止めのためカバーの裏側で軸をラジペンで挟んで固定する必要があります。
(上の写真の穴の左側軸が出ていなくてはいけないのが割れてなくなっています。
 これは後述です。)

次が難物でした。
短いクランクが割れています。
写真は自作のクランクが取り付けてあります。
元の割れたほうがわきに写っています。
いかにもこれは割れるでしょうという作りです!

クランクの軸止めは回転止めの加工がしてあってちょっと複雑形状です。

これを受ける軸も割れました。
最初の写真の左側の部分です。

ギアと一体で、複雑な形。いったいどうすんの!?

悩んだ挙句、のアイデアです。

ねじのように見えるのは旋盤で削った跡で、これから整形します。

まずはプラから削り出し。



この後、先端を加工します。

無事完了です。


半分あきらめていただけにひと安心でした。

思い余って〇ワヤにつくりをもう少し改善してほしい旨の提案メールを送りました。
未だに返事はありません。
先代社長は修理に理解があったようですが2代目はそうではないと聞きました。
実際のところはどうでしょう?



2017年8月8日火曜日

獅子の置物

どこかのお土産のような置物です。
焼物です。
おもちゃではありませんが受け付けます。

しっぽ部分が取れて紛失していました。
作って取り付けました。




裏側はちょっと手抜きですね・・

材料は石粉紙粘土です。
木で骨組みを入れ、発泡スチロールで芯を作り、周りに粘土で整形しました。
焼物の釉薬の艶を出すのにエポキシを塗りドライヤーで伸ばすようにして固定しました。

紙粘土では溝を掘るのが難儀です。「ホイップ粘土」というのがあってそれはなめらかなのできれいに溝が彫れそうですが手元にありません。

色付けはいつもながら難しいです。
もっと黒っぽくしたかったのですが黒を混ぜればいいというものでもないようです。


2017年8月4日金曜日

FisherPriceのオルゴール

ゼンマイを巻いてもガリガリといって空回りで戻ってしまいます。


直接の原因はラチェットの山がすり減っていて滑ってしまうことでした。
山を少しだけ削って爪がひっかるように加工しました。
10個ほどある山の内ひっかりが悪いのもあってそこでは滑りやすいですが別の山で止まるのでとりあえずは大丈夫です。
でも、山がすり減ると再び同じ症状が出るでしょう。
その時はまた別の手立てを考えよう。

もう一つは内部の錆です。
何かをこぼしたような形跡がありました。
オルゴールのギアがいくつか結構ひどい錆で、固着していました。
分解清掃で対処しました。

何とか直りました。
優しい音です。
持ち込んだ女性は年配の方ですが、音がとても優しいので気に入っていたそうです。
ずいぶん昔に海外で買ったものだそうですが何とかあの音を再び聞きたいということで持ち込まれました。
そいえばFisherPriceという会社はどこかに吸収されて、今はもうありませんね。

このオルゴールはアメリカ製でインチねじが使われています。
裏ブタを外すのに苦労します。
深い穴の底に対辺4.7mmのねじがあります。
5mmサイズのボックスレンチでは滑ってしまいます。



先輩ドクターの自作の冶具を借りて開けました。
それは5mmボックスレンチの入り口部分を削って、ボックスのヘリの丸みを落としてありました。


アメリカ製ですが、ゼンマイ駆動部分には「sankyo」と書かれていました。

音を取り出す部分はアームの先端に工夫がありました。
円盤の山がアームの歯車を引っ掛け、音源をはじくようになっています。

本体内部には音を共鳴させるラッパ型の振動版が組み込まれています。

外をきれいに磨いて返却です。