CCP製です。
ワニの口を開けて歯を1枚1枚押し込んでいくと、ある歯のところで噛みつきます。
口を開けるたびに「当たり」の歯が変わります。
黒ひげ危機一髪と同じコンセプトです。
故障は顎が開いたところで止まらないというもの。
原因の一つはここ。
顎の内側が欠けています。写真は当て物をした状態。左は完全折れ。右は白く変化して今にも折れそうな状態です。
以前にも何度か同じ症状のものを見ました。
スペースがあるのでしっかりした当て物で接着すると大丈夫です。
噛みつく仕組みは写真右側のシャフトにまず注目。
口を開けるとロックする爪があります。
大きなプレートが押されるとロック解除(指で押さえている)
すると下に見えるばねで強く引かれて円盤が回転し、顎を閉じるというわけです。
プレートは先端部で丸くなっていて、それをブーメランのようなパーツが押します。
ブーメランのような板を押すのは顎の内側にあるうちわの骨のようなもので、先にはそれぞれ歯がつながっているというわけです。ちょうどブーメランのところにある歯を押すと板が押されてロック解除となります。
「当たり」の歯が変わる仕組みは、顎を開くたびにブーメランが回転します。オレンジに見えるのがブーメランを回すパーツです。この個体ではそれが折れていました。この部分もよく破損します。写真は3Dプリンターで作ったパーツを接着した状態です。
ブーメランは口を開くときに回転するようになっています。
この個体はもう1か所折れがありました。最後の写真のU型の穴から見える丸い部分。おかしくありませんか?実は柱が固定してあったのが折れていました。
はたらきは顎が閉じ切ってしまわないようにストッパーになっていました。
会った場所に新たに取り付けても強い力には耐えられないと判断し、別の場所にゴム板を挟んで対応しました。
いずれも衝撃力が加わる部分がどうしても破損しやすいようです。
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