古い時代のファービー オークションで箱から出してない状態で手に入れたそうです 自分が以前持っていたものと同じタイプのものだと懐かしがっていました しかし、動かない!(動いても先に進まない)
古いタイプに起きやすい故障箇所を紹介します
1,モーターの固着 グリースの劣化であったりブラシコミュテーター部分の酸化皮膜であったりします 対処はまずは手で補助し強制回転させます このファービーはそれで回復 軸に注油&しばらく回転させます
それで回復しない場合は分解し、ブラシコミュテーターの洗浄&磨きです
2-①腹部スイッチ これはメッキ版を使っただけの単純なつくりです このファービーでは下の写真の様に錆びた状態でした 接点を磨き、接点復活剤を付けておきます
2-②傾斜スイッチ プラの筒の中に金属球と3枚のプレートが入っていて、みな金メッキが施されているようです とはいえ所詮おもちゃレベルで見た目はきれいでも導通不良が生じていました
筒の上部は蓋になっているので丁寧に外します 蓋はプレート(1)と一緒になっています ボールとプレート(2)(3)を外します 写真上はプレート(3)が残っている状態
プレートの磨きは6B鉛筆でこすりました 磨いた面を手で触ってはいけません ボールはレシートにカーボンをなすりつけ、ボールを乗せて手で押さえてこすりつけます レシート用紙には研磨成分が含まれています ヤスリなどは避けるのが賢明です 磨いて導通を確認したらアルコールで指の汚れを拭き取り、手で直接触れないようにしてケースに戻します 接点復活剤を薄く付けました 写真はボールを磨いたレシート紙&カーボン
組み立て 導線の接続は事前にメモしておきます このファービーは下の通り
組み立て後ホットボンドでしっかり固めます
スイッチの状態
直立は ボールはプレート(3)だけに触れている
やや傾けた状態ボールが動き、プレート(2)と(3)に触れ導通が生じる
逆さにすると ボールはプレート(2)と(3)の突起部に触れ導通が生じる
スイッチは背中側にもありますがそれはリーフスイッチと呼ばれるものです ついでに接点を磨いておきました ネット情報では額の光センサーに問題がある場合もあるようですがこのファービーでは問題ありませんでした
というのが今回の修理内容でした
以上
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