2022年4月21日木曜日

思い出のミニーちゃん人形を

 友人から頼まれました。今は子どももいる娘さんが小さいころ買ってあげたミニーちゃん人形。40年くらい前のものでしょうか。思い出が詰まっているのでなんとか動くようにしてほしいというものでした。


中を見ると、ギアが割れていました。特殊な形のギアですが、今は3Dプリンターで作製できます。グレーのギアが交換したギアです。



無事動くようになりました。とても喜んでくれてこちらもうれしくなりました。喜びを共有できるのがおもちゃドクターのいいところです。


2022年3月31日木曜日

バズライトイヤー翼2種類

 バズライトイヤーは子どもに人気のおもちゃですが、翼が自動で開く部分が壊れる例があります。

同じ時期に翼の開き方が違う2種類に出会いました。

一つはこれ。左右にスライドして開きます。


グレーのパーツに強いバネが組み込まれていて、折れやすいようです。オリジナルは白いプラですが、3Dプリンターで作製したのでグレーです。


この例では、ロック部品も破損していました。左右のグレーのものが交換用で形が違うものを試作しています。

さて、二つ目はこれ。外見は同じですが中の仕組みが違っていて、開き方も左右にスライドではなく回転しながら開きます。
翼基部はこのようになっています。回転軸とバネが見えます。右側のロック爪が折れて紛失しています。左は正常です。
スペースがあったので、L型の板を接着しました。


後者の方が弱いバネが使われていて無理な力がかかりにくいよう改良されているようです。
が、それでも折れてしまいましたが・・。こどもは翼をたたむときにガツンと勢いよく力を加えるからかもしれません。
いずれにしても無事直ってよかった。















2022年2月25日金曜日

イワヤのサイボーグ犬

 イワヤの犬のぬいぐるみです。以前修理したものがまたやってきました。

今回は足の骨折か。交換だなと簡単に考えたのは甘かった。何から何まで破損していた!

これが破損部品


7カ所分あります。他にフイゴの穴を入れると8カ所に。

3Dプリンターで作製した部品のテストケースと考えることに・・。

これは前脚と後脚



肩リンク軸 前回修理部分が再び破損。同じ方法が採れないので別法で。


胸部のギア


尻尾の根元 これは組み込み時に折れたため、軟質プラを継ぐ形に改良。



首部分


組み込み時に尻尾を折らないために一部切開。


できあがったのはまるで・・つぎはぎだらけのサイボーグ。


皮をかぶせると普通のイワヤの犬





和田アキ子の正体はエルモだった

 永谷園の懸賞で当たった和田アキ子の人形です。動かなくなったと持ち込まれました。



で、開いてみると中から出たのはどう見てもエルモのもの。内部を見るとエルモそのものでした。

故障原因もエルモに定番のm=0.6ギア割れでした。迷うことなく修理して完了です。当然ながら動きもエルモそのものでした。

というわけで、和田アキ子の正体はエルモだったのでした。



2022年2月10日木曜日

プラレール 笛コン

 「笛コン」と呼ばれるプラレール。

ジャンク品を手に入れた人からもらったもので、笛もなく動かない。


ネットで見ると専用の笛でスピードコントロール、停止ができるという。スマホでもコントロール可能となっている。アプリは今ではダウンロードできなくなっている。

口笛でも動くというが動かなかった。

原因はマイク不良でした。小さなものが使われていたが、手持ちの約10mmのものが具合よく収まった。



音程はハーモニカの高い方のファあたりで反応したが、100%確実ではないのでコントロールが難しい。口笛でも反応するが、息が続かない・・ ネットでは約1200Hz、高いレかレ♯とあった。

裏を見ると「BAND1」とある。音の周波数なのかラジコンの周波数なのかわからないが、複数台を走らせることができるのだろうか。



ギアボックスはこんな具合


面白い作りだと思うけれどいまは廃番のようです。


これで断線?ことばずかん

 おしゃべりいっぱいことばずかんDX「電源ランプはつくのに声が出ない」という症状です。

やられました。


スピーカーを疑ってチェッカーで端子に触れましたが正常でした。

原因を特定するために基板や先端部分のコネクターをいじってみると時々声が出るので、その付近の断線・不具合を疑いました。ところが、ここかと思えばまたあちらといった具合で、わかりそうでわからない。

時間ばかり過ぎて諦める直前、スピーカーチェックを基板の端子でやってみました。

音が出ない!結局スピーカーの半田付け部分の半田部分が外れていた(あるいは際の部分で断線)のですが、これが外から見てもわかりにくい。。

これがその状態です。コードが接着剤で固められているため繋がっているかのように見えてしまう。要注意です


実はこんな状態

そういえば、この部分は断線しやすいという話を聞いたことがある。思い出すのが遅すぎた・・


2021年10月4日月曜日

クロックマン

 クロックマンというおもちゃです。バージョンがいくつかあるうちの一つです。


口と目玉が動かないとのこと.
このおもちゃは分解が結構厄介。それは後にして、原因と対応について。

電源ラインは正常なので、動かない原因を3つに絞りました。
 1,モーターをコントロールする回路の問題
 2,モーター不良
 3,動力伝達系(ギアなど)

モーターは2個あって、一つは口の両端、他方は口上部と目玉を担当しています。
チェックすると、モーターの回転が不安定と分かりました。交換です。
たまたま同じサイズのモーター持っていたのでそれにします。シャフト径が小さいのでプーリーも交換です。

これで無事修理完了しました。動いたときはほっとします。

分解について
口は4本のピンの頭を噛んでいます。これをはずします。

頭のボタンは2つのツメで固定されています。なるべく折らないように外します。

内部は4階建てになっています。
1F,2Fをネジを外して、順に外します。
3,4Fはネジを外すとセットで外れてきます。


3F部分にモーターなどがあります。赤丸がモーターとギアボックス
ギアボックスとモーター











位置センサーはプレートと2本のピンでできている。ピンは常時導通がある。



組み立ては口、目の動きが端から端まで連動するように位相を合わせます。

4Fのギアのかみ合わせと、ギアボックスから出る黒いシャフトの切り欠きがポイントです。