合体ものの部品です。(写真は修理後)
ボールジョイントに無理な力を加えたためソケット部が欠けて紛失してしまいました。
修理の方針は、欠けた部分の形をプラ棒から削り出し、プラリペアで強化固定するというもの。修理後はこんな感じです。青のプラリペアなのであまり目立ちません。
欠けたパーツ作製に当たって、ボールが直径4.8mm、シャフトが4mm、ソケットの溝はシャフトの可動部が4.3mm、後で組むときボールを押し込む部分が直径4.6mmです。
問題はボールを受ける部分でした。丸棒の片方からΦ4の穴を他方からΦ4.5の穴を途中まであけます。4.5の穴の奥をボール状の歯が付いたリューターでえぐります。それがボールの受け部分になります。ボールに当てながら調整して仕上げます。
形からして強度に不安があったのですが、結果的にはかなり実用性があるレベルと思います。
プラリペアに関して気がついたことがあります。
これはとても固く強度が出るうえ、固まるのが早いのは知っていたのですが、厚く盛り上げた場合には要注意です。表面は固まっても内部は柔らかい状態です。そこで無理をすると破損します。今回の場合、48時間後でも固いものを押しつけると変形する状態です。何とか変形がなくなったと思えたのが3日経ってからです。しかし、安全をみると1週間は養生した方がいいのではと思います。内部まで固まれば今回のようなジョイントソケットでも実用的な強度が出ます。
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