2020年7月27日月曜日

プラレール 軸受変形のため力が逃げる

写真のタイプです。症状は平坦な直線だと動くのにカーブや坂道では止まってしまう。


電池が充電式です。それが原因?と疑ったのですがそうではありません。
動かないといってもモーターの回る音がする。カラカラと音がして振動もある。
ギア割れかトルクリミッターの不調を疑ったのですが問題ありません。で、ふと思い出したのが、このタイプはシャーシの壁がギアの軸受けになっていて、そこがえぐれて軸とギアが逃げるということがありました。
壁を見ると確かに。


ところがコノ摩耗部分を補修しても症状が同じです。
よーく観察するともう1ヶ所軸受がえぐれる箇所がありました。車軸の軸受です。ここで軸、ギアが逃げて滑っていたわけです。


反対側(凹部)も摩耗していたために合わせ面よりさらに盛り上げて軸受を修正する必要がありました。コの字に曲げた燐青銅板を写真のように軸穴に合わせてあてがい修正しました。


*これはうまくいかなかった当て板の例
 

これで順調に動くようになりました。ただ、軸穴は横方向にも摩耗していて、やがては症状として出てくるでしょう。その時は横方向のズレを止める対策が必要になります。

素材はりん青銅板以外にレジンなども使えるかもしれません。

2年前の投稿でプラレールアドバンスで同じ症状が出ていて原因が同じであった記事を載せていました。