2017年9月26日火曜日

トミカハイウェイパトロール

音はすれどもパトカーが動きません。


中はこうなっています。
白い大きな車輪が回ってベルトを駆動し、表のパトカーを動かします。


白いホイールの爪がすり減って空回りしていました。


爪を内側から取り付けます。
ホイールに溝を切って、内側からプラ板をあてがって爪にします。


セットし終わったところ。


これで無事動くようになりました。

2017年9月21日木曜日

破損したフェラーリのホイール

ラジコンのフェラーリ(とお客さんが言ってました)です。(修理後)


ホイールが4個のうち3個壊れてしまいました。
強い力が加わったか、作りが華奢なのか?


*ん?ブレーキの文字は「Lamborghini」と読めるような気が・・

単純に接着したのでは強度が保てません。
フェラーリなので格好も守りたい。
車軸側に厚いプラバンを嵌め、そこにホイールをエポキシで固める方法を採りました。
まずはプラ板を嵌めたところ。


エポキシを流し込んだ状態。


3個とも同じ方法を採りました。
出来上がりの写真は、写りのいいアングルで。


おもちゃとはいえさすがフェラーリ。(実はランボルギーニガヤルドのヴァリエーションでスーパーレジェ―ラでした)

お話読み聞かせするテディベア

背中にカセットを入れるとその話を読み聞かせてくれるおもちゃです。
声や音楽に合わせて目や口が動きます。どうやってコントロールしているのでしょうか。
よく出来ています。


おばあちゃんが昔自分の子供のために買ったおもちゃを今度は孫に使わせているそうです。3,40年前のものになります。
目玉が動かなくなりました。

頭の後ろを開いて、スポンジを外します。
スポンジは胴体部分にも広がっているのですがやむを得ず首のところで切ります。


首はクリップを外し、ゴムから外します。

ゴムが劣化し始めています。
これがだめになると厄介そうです。

目玉のシャフトが折れて外れていました。
此方は正常な方の目玉。目玉のシャフトは2本。細い1本は「ガイド」太い方は回転軸です。


こんな風にセットされます。


竹ひごで軸を作ってセットしました。




口を動かす部分はこうです。


目も口もゴムローラーで動かしています。


無事修理完了して、喜んでもらえました。
引渡しのときはこちらもうれしいものです。

2017年9月10日日曜日

なんとも困ったオルゴール

思い出のオルゴールだそうです。

ハンドルがなくなっています。
見えている上面のねじでゼンマイを巻きますが、回しても空回りして巻けません。











手持ちのハンドルでと軽く考えていたら勝手が違いました。
何と左ねじが切ってありました!
ということは左回しでゼンマイを巻く仕組みです。
ふつうは右巻きです。
そんなハンドルありません。
これを普通に右巻きしたためゼンマイがシャフトから外れたのです。

不思議に思って裏を見て理解しました。
裏に出ているシャフトが本来のゼンマイ巻き用のシャフトで、右巻きです。
それが切り取られていました!(溝はゼンマイを巻くために入れました)


デザイン上、上面から巻くことを優先するために手軽に思いついたのでしょう。
左巻きになるなんて気にしてません。
上に出ている部分は本来は人形などを取り付けて回すためのものです。
さすがChinaです。ドラムのピンもSANKYOに比べると明らかに少ないですね。











結局シャフトに雌ねじを切り頭を落としたビスを入れ、そこにハンドルを取り付けました。
一度はあきらめかけたものですが何とかなりました。

2017年9月8日金曜日

人形の目玉が・・

海外のお土産のような顔立ち、装いの人形です。
目玉が取れて内部に落ち込んでしまいました。
写真は修理後です。


最初は頭部を外して首の穴から取り付けようとしたのですが首部分は細くて
無理です。
やむなくよく観察すると、髪がカツラのようにまとまって剥がれました。
そして外科手術のように頭蓋骨がぱっくり割られています。
そこから目のパーツを組み込んだようです。


目を瞬きさせる仕組みはT字上の金属に眼球を取り付けて作ってありました。
元は目玉のわきについているプラの軸で支えられているのですが、それが折れてしまったのです。
シャフトのあった位置に穴をあけ、ピアノ線で代用しました。


この後元に戻して修理完了です。
かわいい表情が戻りました。