2019年6月29日土曜日

キョウリュウジャー脚取り付け部修理

キョウリュウジャーは今も人気です。


脚を横開きにして付け根のパーツを割ってしまったそうです。
女の子は人形でよくやるパターンですね。全く同じ動きです。


この部分はこうなっています。


折れたのはイラスト黄色のパーツです。


材料から削り出しです。素材はポリカーボネートです。

イラストの下2つがそれです。
円柱部はかなりいい加減で大丈夫です。
カシメは元はかなり強力ですが外すために割ってしまいました。
真鍮パイプを利用してかしめます。


何とかなりました。
パーツには溝を切ってラチェットが生きるように加工してあります。

2019年6月27日木曜日

オルゴール SANKYO 初期のもの

サンキョーのオルゴールはおもちゃ界では世界を席巻していますが、その初期のものがありました。


丁寧に作られています。
現在と違うのは、
マイナス頭ネジ、香箱ドラム固定を含めてパーツがすべてネジ止め、ギアは4番を除き金属製、土台は鋳鉄です。

香箱内部のクラウンギアもスチール


土台

きれいです。

不具合の原因はゼンマイ中心のシャフトが土台に固着していました。
分解清掃して動くようになりました。

2019年6月24日月曜日

トミカのタワーパーキング


仲間のドクターからの依頼品です。



いくつかあるバージョンの一つかと思います。「city parking」のシールがあります。
赤いエレベーターが動かないというもので、原因を見つけるまでが山でした。

ギアボックスを組むと最終(5番)ギアにトルクがあります。モーターもトルクフルに回り
ます。
全体を組むとカリカリいって空回りします。
???です。

よーく観察すると最後から2番目の(4番)ギアはよく回るのに最後の(5番)ギアが回った
り回らなかったりします。

ギアの噛み合わせを横から見ると見当が付きました。
ギアが上下に動いてAの状態(噛んでない)になったりBの状態(噛んでいる)になった
りするのです。
(ばねは当初紛失していました)

そもそもこんなにギアシャフトが不安定なのはおかしい。



わからないことがいろいろとある中で悩んだ挙句気が付いたのはギアを持ち上げるばねがあれば解決するということです。ばねは手持ちのもので間に合わせました。
ばねが当初紛失していたためにずいぶん遠回りしました。
ばねがないと4番ギアが「落ちて」フリーになる。
Cのレバーはスイッチオンで4番ギアの頭から離れてギアシャフトが持ち上がり、オフで頭を押さえてギアがフリーになり手回しでエレベーターを上下させることができるようになります。そのための仕組みだったのです。

このおもちゃはこの他に、汚れがひどく回転部分の抵抗が大きいためよく回りません。
分解し各部の汚れを落とし潤滑剤を塗布しますした。使ったのは車用のワックスです。

まだ問題がありました。らせんと太いシャフトが黄色い頭から半分抜けかけていたので
す。このため下部でシャフトが抜けて回ったり回らなかったりしてしまうのです。シャフ
トを頭にしっかり押し込めばスムースに回るようになりました。

いずれも原因を見つけるまでが山でした。

2019年6月18日火曜日

連結でGo パーツ割れ3か所

「連結でGo」というおもちゃです。
同じおもちゃで3回目の投稿となります。


よくできているのですが小さい子には力加減が難しいようです。
今回はパーツが3個も割れていました。

このおもちゃにはゼンマイが2組入っていますが、その両方ともゼンマイを噛むパーツが割れていました。


交換するしかないのですがたまたま同じサイズでツメの方向が同じものの持ち合わせがありました。少し加工して使えました。

*後から思うとゼンマイの噛ませ方は写真でシャフトの左側に溝を切って噛ませた方が強度が出るように思います。

もう1個の割れは動輪のギアです。
これは替えがありません。やむなくハトメ2個を圧入です。サイズが合わないのではんだごてで加熱しながら圧入し、余分は削り取ります。



これで一応は動きました。
強度はどうでしょうか・・

2019年6月14日金曜日

ラジコンカーの前輪リンク

ラジコンカー(修理後)


右前輪とリンク(アーム)がなくなっていました。


本来はこうです。(左前輪)


通常は車輪がなくてどうにもできないのですが、たまたま似たサイズのタイヤがあったので修理を引き受けました。
問題はリンク部(アーム)です。

角棒から切り出します。


ほぼ完成して車軸をとりつけたところ。


車輪を取り付けてみる。


干渉する部分を削って削って・・
完成です。
サスは省略しリジッドです。


これでまた遊べます。


アンパンマンのおもちゃ

アンパンマンの頭のところからボールを落とし込むと音楽が流れて下に落ちるという幼児おもちゃのようです。


アンパンマンを透明筒に取り付けるツメが折れてなくなってしまいました。
厚めのプラ板を加工して取り付けます。


アンパンマンの方には穴があいていてロックします。


プラバンにピンをさしてボッチを付けました。



完了です。



2019年6月2日日曜日

BRIO ギア構成

BRIOのリモコン機関車です。


光と音はOKだが走らないという故障です。
お決まりの電池、送信機チェックの後車体分解です。

後方車両を分解したときにギアの順番を記録しなかったため組み立て時にわからなくなってしまいました。
たかがおもちゃのギアボックスと侮っていたのが油断でした。

どういう風に力が伝わるかを考えながら組み立てましたが時間がかかってしまいました。
下の写真は後から撮ったものです。「後の祭り」ですが次の機会のために。

力はまずモーターのピニオンから1のクラウンギアに伝えられ、以下番号の順に伝わっていきます。黄色矢印のギアはシャフトに固定されています。水色線はセットギアです。
9番が最後で動輪ギアに力を伝えます。(9番は割れていたため真鍮タガを嵌めてあります)
よくぞここまで隙間なく詰め込んだと感心します。

モーターは車体上部に収まっています。


ギアを見ての通り凄い減速率です。ものすごくゆっくり走ります。BRIOのレールは坂道もありますからトルクを稼いで坂も登らせるのでしょう。
プラレールのスピードとは大違いですがこのスピードはしっくりきます。子供はよく腹ばいになって電車の通過を見ています。そんな時早いだけが能じゃないと思います。

モーターを動かす電池はLR44が4個です。これはきびしそうです。スペースの関係でそうせざるを得なかったのですかね?

ところで、故障はギア割れが2か所、モーターへの線が連結器のところで断線していたのが原因でした。