2019年5月23日木曜日

人形の股関節折れ

こんな人形です。


両脚が根元で完全に折れてしまいました。
お子さんが両足を持って外側に広げたそうです。
それは折れるでしょう・・
聞けば3才だったそうです。
下の子が使うというのですが、見ると1歳か2歳。大丈夫ですか?

両脚はこんなです。


股関節パーツを外したところ。


方針は、股関節部を作り嵌めます。作ったパーツををシャフトで繋ぎます。

股関節。オリジナルと作ったもの。

加工途中の材料


はめ込んでみたところ。


シャフト端をネジきりしてねじ込み、片方にはめ込んで固定し腰に通す。



これは腰部を横から見たところ。
シャフトを通す穴があけてある。


順番としては、この後反対側のパーツをシャフトにねじ込みそれを脚にはめ込む。
頭が膨らんでいるのでカチッと止まる。
今回は脚基部に隙間ができたので柔らかいプラバンを挟み込んで調整。


危ないアングルですが人形の完成写真はどうもこうなることが多いようです。

お客さんは半分あきらめていて、脚は固定でもいいですと言っていましたが、ちゃんと動くようになりました。驚き喜ぶ顔が見たいです。

*後で思うと腰部のシャフト固定をもっとしっかりしたほうがよかったかな。










ゴム動力のカメ

おそらく海外旅行の土産です。
ゴム動力で動くカメが動かなくなりました。


背中の紐を引くとゴムが巻かれて離すと走り出します。
裏側はこうなっています。


昔の糸巻き車のおもちゃに似ています。
甲羅はココナツの殻でしょうか。
ゴムはラテックス(天然ゴム)の細く柔らかいものが使われていました。
殻もゴムも木もおそらく現地調達できるものでしょう。
代用品はウレタンゴムの細いのを使いました。

首と尻尾を振り振りかわいく走ります。
プログラムされていないので動きが複雑で面白いです。

2019年5月13日月曜日

分解困難な二つ折りケータイおもちゃ

二つ折り携帯おもちゃの音が出ません。


白と黄緑のふたは裏からねじ止めされていますが、折れ軸の部分が分解できません。
仲間のドクターとすったもんだした挙句、隙間をこじ開けてみると黒いシャフトは貫通はしておらず、端に「かえし」の爪があるのが見えました。
結局黒いシャフトを抜くしかないだろうということになりました。

抜けた状態がこれです。

黒いシャフトの左側にツメがあるのがわかります。これでがっしり噛んでいます。

黄緑と白のふたは軸のところでループになっていて抜けなかったわけです。



穴は貫通している。


スピーカーを交換して組み立てです。
最後に軸の「ふた」(シャフト)を嵌めます。このとき出っ張りの位置を合わせます。


組み立てはあっという間に終わりました。

抜くときのポイントは、白、黄緑の左右の隙間から「爪」を見つけて押し、後は力づくで黒いシャフト(ふた)を抜くということでしょうか。・・あまり参考になりませんね・・