2020年6月28日日曜日

スターウォーズ BB-8

スターウォーズ フォースの覚醒 リモートコントロール BB-8という長い名前のようです。

動かなくなったとのことです。
買ったばかりと言っていましたが、新品ではなく中古品を「買ったばかり」のように見えます。

下の球体には動力部分が入っています。

基板の様子です。

ここから起こした回路図です。

結論はIC不良で修理不能です。
このおもちゃの通常の動作手順は、本体を振ると傾斜スイッチが一瞬オンになりIC內部の回路が目覚めます。このとき目覚めの合図の言葉をしゃべります。これで赤外線コントローラーに反応するようになります。
判断の一番の根拠はICには3.2Vの電圧がかかっていて、傾斜スイッチも生きているにもかかわらず、通常2.2mAの電流が本体を振っても電流値に全く変化がありません。つまりICは目覚めていないということになります。
ちなみに、各パーツもチェックしましたが問題ありませんでした。

IC不良の判断は難しいですが今回は間違いないと思いました。


2020年6月26日金曜日

コエちゃん

コエちゃんという名だそうです。


軽く見ていたらとんでもない。
內部は腐食腐食でした。



とりあえず基板全体をアルコールとブラシで洗浄。
電池受けとスイッチは銅箔テープで代用。
コードは交換です。

黄色く見えるのは絶縁用のテープ。極板部だけ丸く切り抜いてあります。
切り抜きに使ったのがこれ


スイッチ部分


スイッチの導電ゴムの位置が高すぎて押してもオンにならないため、別の導電ゴムを切り抜いて貼り付け、カサを上げてあります。


2020年6月2日火曜日

正三角形を分割して正方形にするパズル

ネットで見たものを自分でも作ってみました。


色分けしたピースを並べ替えると正三角形になったり正方形になったりします。

どういうラインで分割したらいいのか?
結局は「正方形に近いもの」で落ち着かざるを得ませんでした。(*1)

今回もcadと3dプリンターが大活躍でした。
難しかったのは色塗りでした。
作るのも楽しめました。

*1 後日追加 なんとか正方形になる方法にたどり着きました。
   中学校の図形の証明の時間を思い出してしまいました。
   自分にとってはパズルそのものでした。




証明が必要なのは手順でいうとⅲとⅳかと思います。








2020年6月1日月曜日

カップヌードルロボタイマー

40周年verです。見た目はカップヌードルそのものです。


このブログを見てくれたお客さんからの依頼品です。お孫さんを喜ばせようと持っていたものだそうです。
電源が全く入らなくなったとのことです。
お決まりの電池受け電極のサビはというと、観察してもまったくきれいな状態です。
基板を出して電源ラインを追うことにします。
まずは開くのが難儀しました。
前側と後ろ側をつないでいるのは3箇所でした。①背面の4本のネジはシールで隠れている。②腕の根本の軸と連結棒③内部のグリースをシールするシートは接着されている この他に上面のシールをつなぎ目に沿って切り離します。
これで背面が外れます。

外すために首の軸を抜きます。バネは下側にフックがあるのでそれを外します。
基板が見えましたがモーターアッシーとスピーカーボックスが邪魔です。
スピーカーボックスはビスで止められていますのを外します。
基板は上下2本ずつの爪で止まっているので外すようにして取り出します。
まずはスイッチを疑ってチェック。当たりでした。特殊な形状のタクトスイッチだったのですが偶然同じ形の中古品を持っていたので交換しました。これで電源が入るようになりました。
不良品を後で分解すると接点金具が、錆というより腐食していました。

あとは逆の手順で組み立てです。

試運転。無事動きました。
治ってよかったです。
ところでロボタイマーは以前にも書きましたが作りがしっかりしています。
例えばスピーカー。おもちゃのレベルではなさそうです。
モーターはサーボモーターです。
今回は見ませんでしたが以前に分解したものだとギア受けにはベアリングが使われていました。

作製したVSTONEという会社は産業用ロボットを手掛ける会社です。それなりのレベルで作られているという印象です。
40周年バージョン以外に20周年バージョンや花のワルツバージョンなどがあります。
話が違いますがちょっと驚くロボットが村田製作所の宣伝用ロボットです。
人形がボールの上で落ちないようにバランスを取って踊ります。しかも数体がシンクロして動きます。感動するほどの出来です。youtubeで見れるかもしれません。