2018年9月30日日曜日

エポック社野球盤スラッガー 投球の仕組み

エポック社野球盤は古くからあっていろいろなバージョンが出ています。
これはスラッガーという名が付いていました。


投球ができない(球が出てこない)という症状です。
マウンドにはオレンジふたがあって、これが開いて球が飛び出します。
中を見ると、


当初、ボールの勢いで緑のレールを跳ね上がり、蓋を持ち上げると推測したのですが違いました。
ボールを飛ばすばねで蓋を持ち上げる仕組みです。
これだとボールの勢いが削がれない。
これがなかなか良くできている。というかわかりにくかった。

1、最初の状態 黄色は「蓋」で軸の位置は盤に固定されている。


2、投球動作開始。白い部品がばねで右に動いてボールを押し出す。


3、白い部品が黄色の部品のピンを押し、蓋が持ち上がり始める。


4、最上段でピンは白部品を乗り越す形になる。(蓋が開ききった状態)
このときにボールが飛び出す。


5、通過すると蓋は自重で落ち始める。


6、白い部品のうち「鳥の形の部品」が自重で時計回りに回転する。
(白部品が一番せり出した状態で、これが初期設定状態)


7、投球のためバネを引き始めると、「鳥形部品」がピンで持ち上げられて、



ピンが通過すると、今度は「蓋を持ち上げられる位置にセットされる。
この後1に戻って投球が進行する。

で、故障は黄色部品のピンが折れていました。
ビスを打ち込みピン替わりです。
ビスの頭が当たってなめらかです。

原因を見つけるまで苦労しました。
つまりは投球動作がわかるまでは、ということ。
これでしっかりした球が出ます。


2018年9月21日金曜日

観覧車のオルゴール

20数年前のものだそうです。


音はなるのに観覧車が回りません。
裏ブタの開け方に戸惑いました。
観覧車の脚部にネジが見えるが脚部に溶接されているようです。


裏ブタにはねじがありません。


接着かと思いましたがびくともしません。
傷をつけたくないのでやむなくメーカーに問い合わせると
即返事がきました。メールして数分後です!
裏ブタは熱で溶着されているとのことで、のこで切るしかないという返事でした。
重要情報ありがとうございます!
鋸で切れ目を入れたのですが3度目の正直でした。

原因はギア割れでした。楊枝で示した場所が割れています。
同じものに交換しました。


ギアの場所はココ。
クラウンギアの下の平ギアでした。


最後のふたは透明プラバンにしました。
中が見えるし。


ついでに各部の錆と汚れ取りです。
ピカピカにします。
観覧車のシャフト部の汚れも磨き取り、ワックスを入れます。
なめらかに回転するようになりました。
ボディもワックスがけです。

各部の作りのしっかりしたオルゴールです。
感心しました。
大阪の石黒というメーカーで今もやっています。

なお、オルゴールの回転を観覧車に伝える仕組みはこのローラーが担っています。


通常はゴム車輪を使うところですがゴムらしきものはありません。
金属輪が直接当たっています。
黒く見えるのは磁石です!
磁力でフリクションを発生させているんですね。
それを教えてもらったのもメーカーの方からでした。

2018年9月17日月曜日

年季入りこまちが動かない原因

よく遊んだ跡が見えるこまちです。


原因はモーター端子と配線の接触部分の導通不良でした。
オリジナルは触れているだけの部分ですがはんだ付けで対応して修理完了です。

2018年9月14日金曜日

シンカリオン 結合ツメ折れ

シンカリオンです。
合体させるときのツメが折れてしまいました。
力のかかる部分です。
リン青銅版0.5㎜に1㎜真鍮線をはんだ付けし、本体側は溝を切ってはめ込みました。




無事合体できました。


*あるおもちゃドクタからの情報です。
 ネオジム磁石を組み込んでロックさせるというものです。
 発想の転換ですね。