ベイブレードXストリングランチャーの紐が引けないという症状です。
原因の1つはゼンマイ切れでした。切れた位置が中心に近かったので長い方の末端を加工して組み込みました。
しかし、次の問題がありました。紐を巻き込まないのです。デフォルトでバネを強くしてもだめです。よくみると、途中まで巻き込むが終わり付近で固くなる。そして無理に押し込むと終わりころは軽くなる。固い部分に何があるのか謎でした。
何度も紐に触っていてふと気がついたのは、巻き込みが固い部分は紐が固いのです。
柔らかい部分
下が柔らかい部分、上が固い部分です。違いは
目の粗さ(と太さ)です。
この紐は中心にストレートのファイバーが入っていて、外側は編み紐になっています。その編み部分が何らかの理由でしごかれるようにして偏り、そこが固くなっていたのです。上の写真で目の粗さの違いが明らかにわかります。
元には戻せないので、携帯ストラップ用の紐で代用しました。動きがスムーズになりました。
紐を外す際にちょっと戸惑うのがハンドル部分です。頭のめくら蓋を抜くのに、2mm程度のビスをねじ込んで抜くとやりやすい。
ところで、何故編み紐の編み部分がしごかれたのか? 通常は少し折れ曲がる部分にハトメが使われていてスムーズに流れるようになっていて、しごかれるとは考えにくい。
原因で思い当たるのはこのランチャーはハトメの内側に酷い汚れがこびりついていてざらざらであった。外して内部をきれいにするのに綿棒では足りず、ルーターで削る状態であった。これが悪さをして紐をしごいたのではないかと推測した。
ではなぜそこまで汚れがこびりついたのか?これも全くの推測だが、お菓子などを触った手でストリングに何度も触ったのではないかと。糖分や脂分が紐につき、ハトメに堆積したのではないかと。
まさかの症状ではありました。
以上