2018年9月21日金曜日

観覧車のオルゴール

20数年前のものだそうです。


音はなるのに観覧車が回りません。
裏ブタの開け方に戸惑いました。
観覧車の脚部にネジが見えるが脚部に溶接されているようです。


裏ブタにはねじがありません。


接着かと思いましたがびくともしません。
傷をつけたくないのでやむなくメーカーに問い合わせると
即返事がきました。メールして数分後です!
裏ブタは熱で溶着されているとのことで、のこで切るしかないという返事でした。
重要情報ありがとうございます!
鋸で切れ目を入れたのですが3度目の正直でした。

原因はギア割れでした。楊枝で示した場所が割れています。
同じものに交換しました。


ギアの場所はココ。
クラウンギアの下の平ギアでした。


最後のふたは透明プラバンにしました。
中が見えるし。


ついでに各部の錆と汚れ取りです。
ピカピカにします。
観覧車のシャフト部の汚れも磨き取り、ワックスを入れます。
なめらかに回転するようになりました。
ボディもワックスがけです。

各部の作りのしっかりしたオルゴールです。
感心しました。
大阪の石黒というメーカーで今もやっています。

なお、オルゴールの回転を観覧車に伝える仕組みはこのローラーが担っています。


通常はゴム車輪を使うところですがゴムらしきものはありません。
金属輪が直接当たっています。
黒く見えるのは磁石です!
磁力でフリクションを発生させているんですね。
それを教えてもらったのもメーカーの方からでした。

1 件のコメント:

  1. 全く同じ症状の観覧車のオルゴールが入院してきて、治療方針を検討する際に、コチラの治療記録を参考にさせていただきました。
    特に、底板をくり抜くために最初にあける穴の位置を見極めるのが、おかげさまで上手くいきました。
    仕上げのアクリル板のアイデアもそのまま拝借、見映え上々の仕上がりと自画自賛です。(下記URL参照願います。)
    https://blog.canpan.info/charts/archive/445
    この場を借りて感謝申し上げます。大変、ありがとうございました。

    返信削除