2024年11月18日月曜日

野村トーイ ベビードライビングハイウェイセット

 おそらく5,60年前のものです。動きません。


走る仕組みは、小屋の中にあるモーターで、伸ばした状態の鶴巻ばねを回転させ、車のピンを押して前進(後退)させるのです。

こんな長いばねを回すなんてできるのかと思いましたが、確かに回るようになりました。原因はバネの変形によるフリクション増加でした。それを修正したのですが、完全には戻りません。潤滑剤を入れても、電流が片方は1.2A 他方は1.9Aでした。後者はフリクションによる雑音が酷い。乾電池3本では片方しか回せません。これでご勘弁です。

以上




肩関節が割れたサンタさん

 季節柄持ち込まれたサンタさんが三体(シャレではありませんが)。

うち2体の肩関節が割れています。

補修の下準備と作業手順(ビスを通した板は長円形です)
実際は締め付けでつぶれないよう間に木っ端を入れてあります。

セットの前に一仕事 ナットが干渉するので柱をカットし、その分長いビスで固定

セットした状態

1体はモーター不良でした。マブチのRF-500TB-14415でした。ブラシが破損していたため
モーター交換です。中国製の安いものを注文しました。
このサンタは腰をふるたびモーターが逆回転します。しかしモーターはブラシが片側から当てられているものでしかも先端が3つに分かれた繊細なつくりのもので、おそらく回転方向指定だと思われます。逆回転のたびに無理な力がかかったと考えられます。

以上













2024年11月4日月曜日

オルゴールのびっくり箱 4/6のつづき

 4/6にアップしたオルゴールのびっくり箱が再び持ち込まれました。


心配していたとおりゴムベルトがつなぎ目で再び切れていました。

何とか直してほしいという気持ちが伝わってきたので引き受けました。

おもな対応は2つです。ひとつはベルトの接続を強くするため「ゴジラ」というテープを貼った上で剥がれどめにウレタンゴム糸で縫いました。これだとフリクションがあって滑りを防げると考えました。前回のバイクのチューブはまわりに干渉するため取り除きました。




二つ目はベルトの張りを調整するためムーブメントをアルミ板に固定し、外で調整してから缶にビスで取り付けることにしました。


これで前回より格段に安定性が出ました。

ソフビ製の顔の汚れはお客さんがおそらくアルコールで拭き取ったのだと思いますが残っています。アンモニアで拭いてかなりきれいにして返却です。

以上