これは何でしょう? 雪印ネオミルクとあるぞ・・・
こちらは「マンジョウミリン」。今でもありますね。
答えはこれです。
おそらく50年以上前の、made in japan です。
戦後をまだ引きずっていて鉄が貴重品だった頃でしょうか。
あるいは朝鮮戦争で鉄が不足していた頃でしょうか。
ブリキのおもちゃには缶詰などのブリキが使われていました。
頭のボタンがなくなったのでつけてほしいとの要望でした。
ボタンは外れて頭の中に落ちていました。
一番の問題はそれを押したとき、ギアが切り替わって体を揺らす動きから口と目が動きシンバルをたたいて鳴く動きに変わらなくてはならなくてはいけないのにギアがうまく切り替わらないことでした。
いくつかあるばねを交換し、潤滑油をさして何とかなりました。
当時のおもちゃはよくできていて感動します。
ギアやカムの動きを説明するのは難しいので、メカ部分の写真で・・。
曲がったアームが頭のボタンにつながっています。
最初に動くリンクの部分。下のコの字のあるアームなどが動いて、
ギアのついたシャフトを動かします。ギアが少しすり減っています。
反対側 複雑な形のカムが回って・・上の板を動かして・・・口が動く。
口を動かす仕組みは、はさみのように見える部分です。
鳴き声は、平ギアで板バネをはじき、紙箱で共鳴させて出しています。
ということで、何が何だか自分でもわからない説明になってしまいました。
古いもので、なんでもプレミアがついているそうです。
それは直すほうとしてはどうでもいいことで、むしろ昔の人の工夫に出会って感動するありがたい機会です。
0 件のコメント:
コメントを投稿