レトロな機関車です。
箱には「TM」をデザイン化したロゴがあります。
たしか野村トーイの関連会社だったような気が・・
動かない原因は2つ。
一つ目はモーター不良。
古いモーターです。
ブラシを固定している「紙」が割れていました。
作るしかありません。
厚いプラバンを加工し、リン青銅板で作ったブラシです。
固定は元あったツメを利用しました。
それにステンワイヤーを回して補強です。
無負荷で500mA、負荷をかけると1、5Aも流れました。
これでは電池が持たないと、ミニ4駆用のシャフトが両方に出たものを組み込みました。
ところがどっこい、こちらは負荷をかけると3Aほども流れます。
結局元に戻す羽目になりました。
ばらして組んでを何度繰り返したでしょう。ブリキのツメが折れないか気にしながらの作業でした。
次は、ひどい固着です。
最初はグリースの固化かと思ったのですが違いました。
この機関車は煙を出すようになっていましたが。そのための「油」が漏れ出して酸化し固化したものです。グリースより厄介でした。
先頭部を動かす部分はこんな状態です。
ここはさらさらと滑らなくてはいけない場所です。
これをはがすのが大変でした。
煙突のある部分が動くのですが、そこもばらして清掃です。
端子の錆を磨き取り、導線を交換して完了です。
これで動くようになりました。
煙はオイルを加熱して出す仕組みですが、この回路はカットです。
汽笛の音はファンを回してオルガン風に出します。
いい音です。
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