2019年7月18日木曜日

アンパンマン ミュージアムシリーズ そうじゅうGOGOだだんだん

道路を印刷した紙ベルトが回転し、その上に載せたミニカーをハンドルで左右に操作して
道路を走らせるというおもちゃです。

施設のもので、車が紙の上を動くので紙がすぐ傷みそうだ。何とかならないかという相談
です。
紙と本体の間にスチロールの薄い板を入れました。固定はオリジナルのビスをそのまま使
います。縁がギアや駆動部分、ボスなどに干渉するので切り取ります。こうすると車はベ
ルトに触れません。

ところが返却後しばらくして今度は「動かすとガリガリ音がすることがある。スピードが
遅くなる。」と
いう訴えがありました。
引っかかる場所はベルトのつなぎ目、裏からテープで止めてある部分でした。

修理に問題があったかと心配しましたが、結論的には後で入れた薄い板は問題なく、動き
邪魔していたのは車を入れる枠でした。
この枠はハンドルで左右に動きますが、ハンドル軸が手前に傾いているため枠は水平移動
せず両端では下に下がります。このときベルトを押さえつけてしまうのです。


対策は枠の下部を削り、干渉しないようにしました。枠とベルトの間に薄い紙を入れて確
認できます。(写真は上下逆になっています。)

このおもちゃのベルトは扱い注意です。
しわが寄りやすいのですが、紙だと思ってアイロンをかけると失敗します!
単純な紙ではありません。熱を加えすぎると中のプラ素材が縮んで元に戻せなくなりま
す。
ほんの一瞬加熱加圧すればいいのですがかなりリスクがあります。お勧めできません。

加熱で縮んだベルトの写真です。



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