2020年1月17日金曜日

イワヤのリモコン犬 意外な原因

2002年製のものです。イワヤ製ですがとてもしっかりした作りです。


リモコンがききにくくなってきたというものです。
お決まりの送信機チェックすると赤外線が出ていません。
電池の液漏れがありましたので分解清掃したところ信号は正常に出るようになりました。

ところが電源を入れても初期動作をしません。
一息入れるために席を外していたところ突然動きましたがすぐ止まります。
その後チェックしてもごくまれに動きますが続きません。困りました。

よく観察すると、不完全な動きの中にある特徴が見つかりました。
スイッチオンで首と下半身?は動くのですが前脚が動きません。リモコンにも反応しません。
単純な前脚の問題ではなさそうです。
この現象は先輩ドクターのアドバイスによると初期動作の途中でひっかかっているのではないかという推測でした。
お客さんが説明書を持ってきてくれていたので見ると

やはり前脚の動きでひっかかって初期動作が完了していないようです。

さてはモーターかと疑って分解チェックしましたがモーター単体ではよく動きます。

先輩ドクターにトランジスタチェックをお願いしたところ問題はなさそうという回答でした。
基板からモーターへの配線かと考えてチェックしてみたところ意外なところに問題が見つかりました。

基板の右裏付近にモーターがあります。モーターの端子からノイズ対策のコイル(黄緑色)が2こ出ているのが見えます。
このうちの1個が導通不良でした。
手持ちがないためジャンパ線で繋いで対応しました。写真の緑色の線がそれです。
これで無事動くようになりました。

取りに来たおばあちゃんが喜んでくれてよかったよかった。


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