2020年6月1日月曜日

カップヌードルロボタイマー

40周年verです。見た目はカップヌードルそのものです。


このブログを見てくれたお客さんからの依頼品です。お孫さんを喜ばせようと持っていたものだそうです。
電源が全く入らなくなったとのことです。
お決まりの電池受け電極のサビはというと、観察してもまったくきれいな状態です。
基板を出して電源ラインを追うことにします。
まずは開くのが難儀しました。
前側と後ろ側をつないでいるのは3箇所でした。①背面の4本のネジはシールで隠れている。②腕の根本の軸と連結棒③内部のグリースをシールするシートは接着されている この他に上面のシールをつなぎ目に沿って切り離します。
これで背面が外れます。

外すために首の軸を抜きます。バネは下側にフックがあるのでそれを外します。
基板が見えましたがモーターアッシーとスピーカーボックスが邪魔です。
スピーカーボックスはビスで止められていますのを外します。
基板は上下2本ずつの爪で止まっているので外すようにして取り出します。
まずはスイッチを疑ってチェック。当たりでした。特殊な形状のタクトスイッチだったのですが偶然同じ形の中古品を持っていたので交換しました。これで電源が入るようになりました。
不良品を後で分解すると接点金具が、錆というより腐食していました。

あとは逆の手順で組み立てです。

試運転。無事動きました。
治ってよかったです。
ところでロボタイマーは以前にも書きましたが作りがしっかりしています。
例えばスピーカー。おもちゃのレベルではなさそうです。
モーターはサーボモーターです。
今回は見ませんでしたが以前に分解したものだとギア受けにはベアリングが使われていました。

作製したVSTONEという会社は産業用ロボットを手掛ける会社です。それなりのレベルで作られているという印象です。
40周年バージョン以外に20周年バージョンや花のワルツバージョンなどがあります。
話が違いますがちょっと驚くロボットが村田製作所の宣伝用ロボットです。
人形がボールの上で落ちないようにバランスを取って踊ります。しかも数体がシンクロして動きます。感動するほどの出来です。youtubeで見れるかもしれません。

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