動かなくなったとのことです。
買ったばかりと言っていましたが、新品ではなく中古品を「買ったばかり」のように見えます。
下の球体には動力部分が入っています。
基板の様子です。
ここから起こした回路図です。
結論はIC不良で修理不能です。
このおもちゃの通常の動作手順は、本体を振ると傾斜スイッチが一瞬オンになりIC內部の回路が目覚めます。このとき目覚めの合図の言葉をしゃべります。これで赤外線コントローラーに反応するようになります。
判断の一番の根拠はICには3.2Vの電圧がかかっていて、傾斜スイッチも生きているにもかかわらず、通常2.2ｍAの電流が本体を振っても電流値に全く変化がありません。つまりICは目覚めていないということになります。
ちなみに、各パーツもチェックしましたが問題ありませんでした。
IC不良の判断は難しいですが今回は間違いないと思いました。
つつじが丘おもちゃ病院 大泉です。
返信削除貴殿の解説記事は分かり易く几帳面に書かれていて感心しております。
かなり時間が経過していますが、気付いたことをコメントさせていただきます。
「通常2.2ｍAの電流が本体を振っても電流値に全く変化がありません。つまりICは目覚めていない」とありますが、Ｓｌｅｅｐ状態で２．２ｍＡは大き過ぎます。そんなに電流が流れているとすぐに電池が無くなってしまいます。通常はＳｌｅｅｐ時の消費電流は高々数１０ｕＡです。
従って、Ｗａｋｅｕｐしないのではなく、Ｓｌｅｅｐしていない状態であると思います。
ＩＣ不良であることには変わりないのですが、別のマイコンで故障したＩＣを換装できる可能性はあります。
http://tutujith.blog.fc2.com/blog-entry-91.html
貴重なコメントありがとございます。素人仕事の至らなさを反省です。コメントに気づくのが遅れて申し訳ありません。大泉氏のページは時々見ます。専門的でいつも感心しています。中身は正直私には難しいのですが、この年で勉強する面白さを感じます。これからもよろしくお願いします。
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