かわいいピアノです。
青いテープの貼ってある4つのキーだけが音が出ません。
共通のプリント配線が切れているんだろうとたかをくくってばらしたが・・
接点から基板へ配線をたどるのが容易じゃない。切れている風もない。
最初トレースを間違えてとんでもない遠回りをしてしまった。迷路に迷い込んだようになり、あきらめようと思う崖っぷちでとどまってトライを続けた。
配線をたどり、メモにした。(9へとあるのは1への間違いです)
そうして順に導通をチェックした。
すると鍵盤側の配線には問題がないことが分かった。
最初にトレースを間違えたのはココでした。
写真の左から3つ目の端子上部の左右のつながりです。一見上の左右のラインがつながっているように見えますが、つながっていないのです。左のラインは端子で終わりです。左2番目が端子の裏でまがって右1番上のラインとつながっているのです。
そして、帯状リード線の左から2番目が共通で、そこから先(ICの方)に導通がない。*
今度はIC基板の配線をたどっていくと・・
ありました!導通のない箇所が。プローブの先で指した2か所間が切れています。
目で見てもわかりません。
ジャンパ線で繋いで、
電源を入れて恐る恐るキーを押すと・・・
出ました!正しい音階です。
感動を味わいました。苦労した分感動も大きい。
ドクター仲間からのアドバイスを受けて背中を押されながらの修理でした。
帯状リード線のつながりはこうです。
10-1~9、11-1~9、12-1~9、13-1~9、と半音ずつ上がっていきます。
それがわかっていればもっと早くたどり着けたのに・・