機関車と客車が2本の紐でつながれています。
引き延ばして下に置くとジーッと言いながら近づき、近づききったところで走り出すというものです。
紐が引っかかって引けなくなったそうです。
お父さんがチャレンジしたのですが手に負えず持ち込まれました。
原因の一つは紐がプーリーから外れていました。
写真右側の車両にあるプーリーです。
紐が斜めに引かれる構造なので乗り上げてしまいました。
その構造の修正はできませんでした。
問題は左側にもありました。
ゼンマイが巻きこめません。
ばらしてみましたが問題が見つかりません。
再組立てでゼンマイは巻けるようになりましたが、組み立てると戻りません。
引っかかっていたのは右側のプーリーの紐の末端が表に出ていたことでした。
これがカバーにひっかります。
写真は押し込んだ後の状態で、フラットになっています。
これで無事完了です。
このおもちゃは何度か見たことがあります。
動く仕組みは
1、引き離すと、引く力で機関車側の右のプーリーが離れてゼンマイが巻かれます。
同時に客車側のゼンマイも巻かれます。
2、手を放すと、機関車のゼンマイで糸が引かれて客車を引き寄せます。
同時に、手で引く力がなくなったため機関車の右のプーリーのついた板がばねで引かれて二つのプーリーのギアが噛み合います。これにより、客車のゼンマイの糸が右プーリーに巻き取られていきます。
3、限界まで近づくと、機関車のゼンマイはこんどは客車の「プレート」を引きます。プレートのばねが微妙に働いています。
プレートは客車ゼンマイのロックになっていて、これがはずれることによって客車のゼンマイが解放され、走り出すというわけです。
よくできた仕組みです。
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