マスダヤの都バスです。
ミステリーアクションと呼ばれる仕組みで、障害物に当たると自動的に方向転換します。
直進しませんとの訴えでした。
確かに動きがぎこちない。
まずはギア割れを疑いましたが問題ありません。
どうもピニオンとクラウンギアが滑っているようです。
ピニオンギアやクラウンギアの位置を変えても改善しません。
車軸の乗っている丸い部品がぐらついていてクラウンギアが逃げるようだったので、シャフトに0.1mmのリン青銅板を巻いてガタをなくしましたがまだだめです。
基本に帰ってよく観察すると・・・
クラウンギアの歯がつぶれたように歪んでいます。
それで滑るようです。
ギアの歯に三角やすりを当てて「目立て」をしました。
やっと順調に動くようになりました。
ストレスなく回るのは気持ちいいですね。
ギアの歯が変形した原因はおそらく走行モードのまま力ずくで押したのでしょう。
子供はよくそうやって手押しで遊びます。
それでギアにストレスがかかったのでしょう。
ちゃんとしたおもちゃはそういう動きに対応して工夫されています。
トルクリミッターやスイッチオフでギアがフリーになるなどです。
プラレールなどはそうなっています。
このバスはシャーシ下側にスライドスイッチがあって走行モードと手押しモードを切り替えるようになっています。手押しモードでは動輪が宙に浮いて車輪の回転の影響を受けません。
子供にはそこまで気が回らなかったのでしょう。
返却の時に伝えることにします。
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