やりたい放題を受け付けたが、修理不能で返却する寸前に原因が特定できて修理を終えた。
当初修理不能と判断したのは、1、スピーカーに異常がない。2、電圧がICまで届いている(元電源は4.5V。ICで3Vだったので良しと判断した。)3、ICからスピーカーにつながる端子で信号が出てないこと。の3点からIC不良と考えた。
返却直前にもう一度チェックしたときに、LEDの点きかたに気になることが見つかった。
オレンジ色のLEDは点くが薄紫のほうが点かない。よく見るとオレンジ色の方もやや暗く点灯後すぐ消えたりする。薄紫のほうはオレンジよりたぶん必要電圧が高いはずなので、もしかして電圧が低いのかと思って測定すると両方のLEDには1.6Vしか来ていない。
そこで再び電源のルートをチェックした。
基板入り口で4.5V、IC直前で3Vだが、どんなに見ても途中には何もない。プリント配線が細くつながっているだけである。ひび割れや錆もない(ように見える)。
ダメもとでジャンパ線でIC入口に4.5Vかかるようにしたところ、突然音が鳴りLEDもあかあかと点灯した。
なおったと思い組み立てると音も光も出ない。再び分解して基板を止めているねじを緩めると正常に動作する。しょうがないので緩めに基盤を固定してお客さんに返却した。
お客さんは喜んでくれたが、不安定ですと伝えざるを得なかった。
基板をよく見たが異常が発見できなくて不思議なプリント配線であった。(今思うとプリント配線の途中で抵抗などの端子にわずかにショートしていたのかもしれない。)
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