車のディーラーに展示されている車の模型。
子供が転がしていてホイールが壊れたとのこと。
見事にハブとホイールが分離しています。
「スポーク」も1本折れています。実はほかに数本折れています。
修理方針は厚いプラバンを裏からあてがい補強することにしました。
下に見えるのが厚さ4ミリのプラバンを丸く切ったものです。
プラバンを組み込んだところ。
ホイールと組んだところ。
折れていたものも接着してあります。
ここから、中心に8φの穴をあけ、ハブを接着します。
車に取り付けるとこんな感じです。
この角度では見えませんが軸が歪んで回転がぶれます。
ちゃんと垂直に取り付ければよかったのですが・・・
ご勘弁!の世界でした。
この模型は展示用というだけあって、爪でタイヤの回転を固定してしまうことができます。
ところがお客さんのところでは押して動かすのがメインです。
すると不都合が生じます。
転がしているうちに、爪が突然噛んでホイールに負荷がかかり、壊れます。
この故障もそうして壊れたのではないかと推測しました。
そこでお客さんの了解を得て爪を削り取りました。
もう引っかかることはありません。
ちなみに車はトヨタの「SAI」でした。
あまり売れなかった車だったようですが。
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